新たな未来社会の創造に向け学究の途を目指す
社会人や一般の方々および学生の皆様へ
私達人間の学名であるホモ(homo)?サピエンス(sapience)は、「知恵ある人」を意味します。人間は直立二足歩行や石器や火の使用、言語や文化を生み出したことなどが特徴でありますが、何といっても脳容量が多い事や寿命がある、すなわち死があることがすべての人間に共通していることと言えます。加速するテクノロジーの進化の影響を受けて私達の社会生活が今、大きく変化してきています。A(I Artificial Intelligence:人工知能)は、労働の場をはじめ人間のあらゆるライフスタイルに変化をもたらしてきました。米国の未来学者であるレイ?カーツワイル(Ray Kurzweil)は、コンピュータの知能が全人類を超える時点である技術的特異点(Technological Singularity 通称シンギュラリティ)を2045年と予測しています。つまり人類は地球上で最も知的な高等生物でありますが、人類が発明?開発したコンピュータの知能が人類を超える時が20年後に迫っていることを意味します。
埼玉学園大学大学院経営学研究科経営学専攻(Graduate School of Business Administration, Course of Business Administration)は、平成22年(2010年)4月にまず修士課程(現博士前期課程)が設置され、続いて平成25年(2013年)4月に博士後期課程が設置されました。本研究科が設置されてから16年目になりますが、その間アカデミズムと実務の融合した大学院を設置の趣旨として、常に新しい課題とその問題解決能力を修得して地域社会に貢献できるような人材の育成を目指し、カリキュラムをデザインし、社会に修了生を送り出してきました。デジタル技術や金融技術における急激な変革は、グローバリゼーションのうねりとなって、世界経済や経営に激変をもたらし、今日ではより進化のスピードが速まってきています。新しい知識?情報?技術等が政治?経済?文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤となる、まさに本格的な知識基盤型社会(knowledge-based society)の時代が到来しています。
人類が大きな変革期を迎えている今だからこそ、20年後も地球上の全ての人々が限りある命を大切に、幸福な暮らしができる未来社会の創造に向け、埼玉学園大学の学び舎で真剣に学んでみませんか。